(霊柩・ご遺体搬送)東京女子医科大学病院より館山市まで搬送させて頂きました。
一昨日、東京女子医科大学よりご遺体搬送を承りました。
故人様は、館山から東京女子医大病院へご入院されていましたが、今回闘病も虚しく生涯を閉じられました。
私達、搬送会社がいつも思う事は、最後の故人様の想いも一緒に運んでいるんだという気持ちは、忘れてはいけないという事です。法律的にはご遺体とは、貨物というカテゴリーに入ります。しかし私たちの考えでは、貨物ではなくやはり例え故人様であっても人に変わりは有りません。ただ、心臓が止まってしまっている状態であり人に変わりは有りません。
しかし、故人様は口がきけないので、最後に何かしらしたかった事、して欲しかった事が必ず有ると思うのです。
温かいお茶が飲みたかったとか、、、大なり小なり有ると思います。
今回、ご遺族様長男様へお聞きしたところ、故人様は生前海釣りが大好きで、よく房総半島あちこちと釣りに行ったそうで、闘病生活の時も釣りに行きたいと何度もおっしゃっていたそうです。
其処で、今回のご提案としては、明るい時間帯に東京アクアラインを通過しながら、故人様に最後の海をご覧になって頂くのはどうかとご提案させて頂きました。しかし、現在の時刻が夜24時で、病院側からは出来ましたら数時間(3,4、時間程度)で搬出してほしいと言われ、一旦取りあえず搬出し車中で外が明るくなる迄待機し早朝6時に東京女子医大を出発致しました。綺麗な朝日をみながらのラストメモリアルドライビング。 故人様の心にきっと爽やかな朝日の光が届いている事と信じています。
その後、無事に現地葬儀社様の施設まで搬送しお引渡しさせて頂きました。
ご遺族様も本当に有り難う御座いますと言って頂けたことで、昨晩からの疲れが吹き飛んだ次第です。
合掌
霊柩・ご遺体搬送部
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