(霊柩搬送部・ご遺体搬送)1枚の出会いの名刺

2017年01月03日(火)3:35 午前

70代の男性の故人様を搬送させて頂きました。ご遺族様のお話によると父親(故人)の生前のエピソードを聞かせて頂きました。

高校中退で過去問題児とされ、所謂不良と言われた青春時代を送った方でした。若い時は直ぐに街でも喧嘩をし相手に大怪我をさせてしまい警察沙汰に何度かなったとの事。その後高校も中退し郷里の仙台から東京に出て来てからは、いろんな仕事をするが、長く続かない、また勤務先で喧嘩してしまう。収入も安定しないで一人安いアパート暮らしで地位も名誉も何にもない人生。

故人さんは、有る時にふと公園に立ち寄った時に幸せそうな家族の光景をみる。自分と同じくらいの父親がわが子を抱いて微笑む。それからは、何か自分で打ち込める仕事を探してその仕事で成功したい。そして家族を持って幸せになってみたいと思うようになる。

 

しかし、その後正社員の仕事等探すが、もう30歳を超えるころで世間ではオイルショックの不況も重なり中々面接も受からない。

その後、パチンコ屋に置いてあったスポーツ新聞を見ると運転手募集★タクシー運転手 最低保証20万有りという求人を見た。

早速応募したところ何とか採用となり研修生からスタートした。それからがむしゃらに真面目に働いた。

 

有る時にタクシーを赤坂で流していたら、一人の客がクラブから出てきて手を挙げた。客と会話するとどうも景気が良い。

話を聞いたら建築関係の会社の社長で羽振りが良いのだ。(世間はオイルショック等の影響が残る時代である)

色々な話をしたら、その会社社長も最初はアパートの一部屋から初めて年商が100億近い会社まで成長。その話を聞いて

(父親・故人)ドライバーは建築業に非常に興味を持つ事となり、今度会社に遊びに行かせてくださいと社長に言ったところ名刺を1枚くれた。その後、ドライバーは実際にその後会社に立ち寄って社長さんと会う事となり、社長さんが、いや実は今度新しい会社作るんだが、あんたやらないか?汚く大変な仕事だぞ(笑)と声を掛けてくれた。

ドライバーは、建築関係の仕事で人生を掛けてみたいと思った。もう30代半ば、、、決断し入社。

仕事内容はビルや建築物の基礎をコンクリートで固める圧送という仕事だ。何トンというコンクリをホースで流し込む。

キツイ仕事だ。ホースが暴れて体ごと倒されることもしばし。体力は非常にいる仕事だ。

 

最初はアルバイト採用。同僚とは、喧嘩もしないように我慢した。年下の奴からも色々と偉そうに言われながらも必死で我慢した。

とにかく必死で働いた、朝から夜までいつ朝でいつ夕方か解らないくらい働いた。それからはその評価から現場代理人まで任されるようになった。それから8年後、彼は独立をしたのだが、資金も無かった。

 

しかしその8年の働きぶりを見ていた取引先大手ゼネコン役員本部長が役員会で話を取り纏めてくれて何と、機材のリース等の保証人をしてくれたのだ。1億位のリースなど誰が保証するだろうか?しかし彼はそれだけ信望が厚かったのだろう。その後20年経過しその元ドライバーはさんがどうなったかといえば、あの東京スカイツリーまでの工事を請け負うはどの会社に成長した。事業規模だけでも数十億である。やはり信用なのだ。

 

財産や資産も十分に出来た。家族も持て幸せになった。

 

そのお話を聞いて、1、人生は出会いを大切にする人が成功する。 2、前向き思考には前向きで良い人と出会う。 3人生やる気になれば何でも出来る。 4、一人の必死さは全ての環境を変えていき信用信頼が集まる。という事を感じた。

 

人生は諦めてはいけないという事だろう。

 

搬送業とは様々な人生や人の想いを乗せて走る仕事である。だから気持ち(マインドが)大切なのだ。

様々な出会いが有り人生を真摯に学べる仕事ともいえる。

素晴らしい仕事に感謝をしたい。 

最後にご冥福をいのりつつ、、、、、、

 

                                                                霊柩搬送部 


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