(患者搬送部)救急車の乗車拒否!本当です。

2016年10月15日(土)10:10 PM

本日は、大型民間高齢者施設から夜間に緊急搬送依頼があった。

話を聞いたら、今日病院から千葉中央区、増田病院から退院してきた高齢者が、施設に着いたとたんに具合が悪くなってしまって高熱を出しているということでした。お話を聞いたら最近非常に夜間に具合が悪くなる高齢者が多いいと。

そこで、今回は当センターが施設様から近いので、常時、対応させて頂いたのですが、万が一当センターが都合上車両出れない場合は、他の夜間対応の業者を探すのが大変との事。そこで、救急車を呼んだ方が早いのじゃないですか?と施設の看護師さんに尋ねましたら、今、救急車も簡単には応じてくれません。風邪ひいて熱が有る程度だと来てくれないのです。たとえば、明らかに意識朦朧で呼び掛けにも応じないとか、ちょっと具合が悪い程度では来てくれないとの事でした。

確かに、近年救急者のタクシー代わりの利用が増えて、本当に危篤性の有る患者さんに、手が回らず命を落とすという事が多々発生し国会でも問題となりました。

近年、救急搬送件数は、高齢化の進展等によりほぼ一貫して増加しており、需要増に 救急隊の増加が追いつかず、真に必要な傷病者への対応が遅れ、救命率に影響が出かね ない状況となっています。

しかし、今回の搬送の状況では本当に体調が異常で、せき込み・痰・超高熱でもしやさらに体調が悪くなると場合により命に関わることも有りうるのかな?と考えてしまいました。この、状態でも救急車は利用を断ったとの事でした。(市町村でも判断は異なると思いますが、、、)

 

現在、患者さんを搬送する手段は、4つのケースが考えられます。

 

★1、救急車(もう軽度な病状と判断されたら乗車拒否!近年のタクシー代わりには使えない状況となってきている。

★2、民間救急(救命救急士等、民間の医療従事者が同乗してきて医療器材も搭載しかし、弱点は金額がかなり高い。特に、深夜夜間2人体制で依頼したら高額となる。)

★3、一般個人運営介護タクシー(原則予約制で、個人事業主が多く、夜間など営業しない場合や緊急性に対応が弱い。理由として、明日の朝からの仕事等の都合や、お酒を飲んだから出れません等、様々。やや夜間、深夜の機動力は弱い。)

★4、NPO等の無償ボランティア搬送(企業退職したシニアが無償でしていることが多いいが、通院主体で夜間は殆ど稼働しない)

 

当センターは、介護タクシーも兼務しながらも、救急車を呼ぶほどでもないが、緊急に病院へ搬送できる、機動力、俊敏力、対応力、低料金等上記の4つの搬送車の良い部分を取り入れながら、身近に使いやすいいざというときの半救急車という位置付けで業務を推進して参りたいと思います。社会的に本当に必要とされる、位置付けのポジションだと考えております。24時間対応というのも実は企業負担は大きくなりますが、業務の特性が社会的ミッションという認識で捉えています。

今後も、社会性に富んだ業務を推進して参りたいと思います。


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